(その15)仲秋の名月の前夜の月
日曜日の今日、夕方から空模様があやしくなってきたので、府立植物園での観月の夕べに行くのをやめました。ところが、その後急回復。風呂上がりに外に出てみると、見事な仲秋の名月の前夜の月(言い方がややこしいですね。要するに「小望月」というのだそうです)が出ていました。あまりにも明るくて、ちょっと感激したので一句詠んでみました。
【名月の前夜も常の夜には似ず(ほととんぼ)】
あれぇ? どこかで聞いたような句です。そうそう、奥の細道に【文月や六日も常の夜には似ず】というのがありましたっけ…。ま、いいや。芭蕉が亡くなってから約三百年。換骨奪胎ってことで許してもらえるでしょう(笑)
(この携帯写真ではおじさんの感動が伝わらないと思いますが、今宵のお月さまです)
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>名月の前夜も常の夜には似ず<
私には、芭蕉の句よりも、身近に感じられました。
携帯写真、そっくりなのを撮ったことがあるので、感動伝わってます(^.^)
投稿: わた雲 | 2016年10月25日 (火曜日) 08時22分