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2011年9月14日 (水曜日)

(その18)「名画を見る眼」(高階秀爾著)を読んで

 長い間、ツンドクになっていた岩波新書 「名画を見る眼」(高階秀爾著)」を読みました。

 著者のあとがきに昭和44年9月とありますから、40年以上前に書かれた本です。ルネサンス期のファン・アイクから、19世紀のマネまで、約400年間の西欧名画15作品が紹介されています。著者は日本の美術史学者・評論家で、京都にも縁の深い方なので、お名前くらいは存じておりましたが、著書を読んだのは今回が初めてでした。

 一読してまず感じたのは、私のような絵画の素人にもわかりやすく書いてあることです。画家の名前や作品を知らなくても、「なるほど!」と感心してしまいます。作品の構図・制作意図からはじまって、時代背景や作者のプロフィールなど、エピソードをまじえながらも10ページほどで簡潔明瞭に説明されています。

 読んでいくうちに、ぜひとも所蔵美術館に足を運んでみたくなりますが、いずれも海外の美術館なので、そう簡単には行けません。また、掲載されている作品が白黒写真で、わかりにくいのが残念です。そこで、パソコンやipadで検索して、カラー写真を見ながら読んでみたところ、実物と対面しているかのような臨場感が出ました。

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(ラファエルロの「小椅子の聖母」をipadで見ながら読んでみました)

 名作ぞろいの15作品は、どこかで一度は見たような気がするものも多く、あらためて西欧絵画のすばらしさに接することができる名著だと思いました。同じ岩波新書に続編もあります。

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