(その33)ワシントンナショナルギャラリー展
好天のある日、京都市美術館に行きました。「フェルメールからのラブレター展」を見たかったのです。ところが、平日にもかかわらず大混雑です。入場者数が制限されていて、入館するまでに30分待ちです。
30分待ちは、もしかして短いほうかもしれません。でも・・・前売り券も買ってないしー。
ふと見ると建物の反対側で「ワシントンナショナルギャラリー展」をやっていました。女性の誘導員が『こちらは待ち時間なしで入場いただけます』と声を張り上げています。
ためらわず、こちらのほうに入場しました。
・・・・・・
待ち時間なしとはいえ、結構な混雑でした。そこで一句。
【天高し名画は人の頭越し】(ほととんぼ)
それにしても、よかった。副題に「印象派・ポスト印象派 奇跡のコレクション」とあり、クールベ、マネ、モネ、ルノワール、ゴーギャンなど、先日読んだ (その18)「名画を見る眼」(高階秀爾著) の解説がとても役に立ちました。特にモネの「日傘の女」に感激しました。 事前にある程度の知識があるのとないのと、ぜんぜん違うもんですねぇ。そして、やはりホンモノには圧倒されます。今回、フェルメールは見られませんでしたが、満足しました。
(「フェルメールからのラブレター」は10/16まで、「ワシントンナショナルギャラリー展」は11/27まで、ともに京都市美術館)
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