(その36)中国人の知り合いの話
(その35)の続き。
彼は日本語学校の生徒で、最近はCメールでやりとりをしています。Cメールなら着信が無料だからです。そういう、ちゃっかりした経済観念は日本人より細かいです。
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中国では日本のマンガに人気があって、バガボンドだと思うのですが、『アー、ミヤモトムサシ ササキコジロ ニホンゴノ ナマエ オシエテ』とか、『ガンリュージマノ ケットー シリタイ』とか、尋ねてきます。彼に教えてもらった中国語を二つ三つ紹介してみます。
『オハヨーゴザイマスハ ザオサンハオ(早上好)』
『コンバンワハ バイサンハオ(晩上好)』
「そしたら、こんにちわは何ていうねん」と聞いたら、答えは 『ニーハオ』 でした。考えてみれば、聞くまでもなかったです。おじさんでも知っていました(笑)
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先日、一緒にカラオケに行きました。彼は日本の歌に興味があって、というか中国でも日本の歌がはやっているらしくて、KANの『愛は勝つ』とか、小田和正の『ラブストーリーは突然に』とか、テレサテンの『時の過ぎゆくままに』などは中国語の歌詞もあるそうです。彼自身は一青窈が好きと言ってました。ただ、日本語の歌詞とは違うことが多く、彼にしてみれば原曲の意味を知りたいのでしょう、『ココハ ドーユー イミ?』と歌詞の意味をよく聞いてきます。一曲だけ中国の歌を聞かせてくれましたが、なかなかいい感じの声で、中国語がめっちゃうまいのには驚きました。考えてみれば、当たり前です。なんせ、中国人(瀋陽出身)ですから。
(いささか古い歌が多いのは、おじさんに気を遣っているせいです。そういう意味でも好青年のエエやつです)
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