(その51)大阪天満宮のご利益さん
大阪天満宮のご利益さんを探してみました。
(大阪天満宮の本殿)
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1、登龍門
登龍門というのは、中国の故事で、李膺(りよう)という人の門下に集まることは出世を約束されたも同じであるという、立身出世のめでたいお話(後漢書・李膺伝)です。もともとは、鯉が龍門の急流を登っていくと龍になるという言い伝えからきています。大阪天満宮のこの門については、1月25日の初天神の日に開門され、通り抜けができるらしいです。さすがに学問の神様。受験生には、まさしく登龍門です。
ちなみに登龍門の反対、試験に落第することを「龍門点額(りゅうもんてんがく)」と言います。龍門を登ろうとした鯉が失敗し、あたりの岩に額(ひたい)を点々とぶつけてふらふらになったさまのことです。
「登龍門かぁ、言葉の響きがええなぁ」
思わずつぶやき、合掌させていただきました。
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2、なで牛
天神さんといえば「牛」です。やっぱりおられました。京都、北野天満宮の牛もそうですけど、ご利益を願う人々になでられすぎて、テカテカになっておられました。ほととんぼも、最近ふしぶしが傷んできたので、全身なでまくりました。
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どうぞ、ご利益がありますように。
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