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2011年11月28日 (月曜日)

(その93)霜葉紅於二月花

自宅近くの某所にすばらしい紅葉を発見しました。

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山行(さんこう)】杜牧(とぼく)

遠上寒山石径斜(とおくかんざんにのぼればせっけいななめなり)

白雲生処有人家(はくうんしょうずるところじんかあり)

停車坐愛楓林晩(くるまをとどめてそぞろにあいすふうりんのくれ

霜葉紅於二月花(そうようはじげつのはなよりもくれないなり)

 

この杜牧の詩、流れるような調子が好きです。特に「そぞろにあいすふうりんのくれ」という言い回しがいいですね。「」と書いて「そぞろ」と読ませるところなんか最高です。また「二月」はじげつと読んだほうがいいと、私は思います。写真の紅葉は、神社仏閣などの有名なところではなく、ごく普通の公園の一角です。狭い範囲でしたがあまりにもきれいだったので、杜牧の詩にならい、立ち止まってひとときそぞろに鑑賞してしまいました(笑)

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