「一陽来復!」 2012年初詣(車折神社)
ここ数年、初詣は「車折神社」に決めております。
昨年までと違い、今年(2012年)は初めて元日からおまいりすることができました。お昼前に最寄りの駅から嵐電に乗り、車折神社前で降りるとすぐ前に鳥居があって、境内に直結です。
幸いにも好天に恵まれ、おだやかな新年です。「これはめでたい!」とばかりに手水舎で手と口を清め、勇んで参道を進んで行きました。すると・・・
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「え~!、何これ~!」
↓
写真でわかるでしょうか? 本殿の前から初詣の人々の長蛇の列ができています。本殿までたどり着くのに、なんと35分もかかってしまいました。こんなことは今までに経験したことがありません。車折さんはすいているというのが、初詣に選んだ理由でもあったのです。まさかこんなに多くの参拝客で賑わっているとは思いもしませんでした。仕事の関係で一昨年(2010年)は1月2日、昨年(2011年)は1月4日が初詣の日でしたから、もしかしたら、元日は毎年同じような光景なのかもしれません。
しかし、そればかりではないようです。最近車折神社は、京都のパワースポットとして人気急上昇中だというのです。その理由のひとつが「一陽来復」のお札です。
一陽来復とは「冬が終わり春が来て、物事がよいほうに向かうこと」です。震災や不景気続きで、今年は年賀状に賀詞を書くのをはばかって、代わりに『一陽来復』を使う方も多いといいます。そのお札を授与している神社のひとつが、ここ車折神社です。
まぁ、商売上手な神社(笑)と言えばそれまでですが、「ご利益」「パワースポット」と聞けばすぐに手が出るのが性分なもので、さっそく買い求めました。
添付の説明書きによると、お札は家の入口の上に貼ると、「陰気が去り開運発展し陽気を迎え起死回生伸び伸びと楽しいくらしができる…云々」とあり、お守りは、たね銭として金庫か財布に入れておけば、「一粒万倍絶えずお金に不自由しない…云々」とあります。ほととんぼ的には、「ホンマかなぁ」と疑問を持ちながらも、「とりあえずこれで今年も大丈夫や。」とニンマリしてしまった次第です。
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2012年の元日は、おだやかないい天気でした。車折神社は境内に「芸能神社」があることでも知られています。音楽・絵画・書道・文芸など、子供からお年寄りまで、また芸術家を目指すアマチュアの方からプロの芸能人まで、あまねくご利益があるとのことです。ほととんぼは、ブログが長続きするようにお願いしておきました(笑)
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