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2012年1月

2012年1月31日 (火曜日)

「福翁自伝」を読んで、「適塾」を訪ねた話。

日本の自伝文学の中で最高傑作といわれている福翁自伝。たしかにおもしろかったー。 読後の感想はネットでイヤというほど公開されていますからこれ以上書くこともないのですが、それにしても読んだ記念に何か書いておきたくなります。

というわけで、先日大阪に行った際、福沢諭吉も学んだという緒方洪庵適塾に寄ってみました。ここは司馬遼太郎の書いたものにもよく出てきますし、一度行ってみたかったのです。

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2012年1月30日 (月曜日)

凭れる

ある人に「凭れる」と書いて何と読む? と聞かれました。

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2012年1月29日 (日曜日)

京都を「洛」って呼ぶのは?

ある人に、「京都に洛北、洛東、洛南、洛西など“洛”のつく言葉が多くあるのはなぜ?」と聞かれました。

たしかにそうですね。特に学校名なんか、立地している場所によってこのように言います。こういうのって、京都の人は何も考えずに使っているんですよねぇ。簡単に調べてみました。

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2012年1月28日 (土曜日)

「論う」と書いて、何と読む?

【論う】と書いて「あげつらう」と読みます。ものごとの理非や可否を論じたてることです。

 

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2012年1月27日 (金曜日)

『2012年1月某日』 ある街の風景。

某氏の選挙カーが交差点を通り過ぎようとしたとき、一人の女性ファンが右手をふって応援しました。

 

がんばってくださいねー

 

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2012年1月26日 (木曜日)

「阿鼻叫喚」って?

ある人に「阿鼻叫喚(あびきょうかん)」ってどこからきたの? と聞かれました。

 

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2012年1月25日 (水曜日)

北野天満宮「初天神2012」

北野天満宮の初天神に行ってきました。

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2012年1月24日 (火曜日)

おめでたい話(虚子の句)

この春、友人の御子息が結婚されるとのことで、何か寿ぐ言葉はないかな? と探したところ、高浜虚子の句がみつかりました。

『七種に更に嫁菜を加へけり』

(ななくさにさらによめなをくわえけり)

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2012年1月23日 (月曜日)

おめでたい話(16回目)

カルビーから「キリン型ミニポーチ」送ってきました。じゃがり校からです。

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2012年1月22日 (日曜日)

「はしり」=台所の流しのことですが…

このあいだ、ふとした会話の中で、台所の流しのことを「はしり」と言うのを聞いた方から、『懐かしい言い方やなぁ。久しぶりに聞いたわ。せやけどなんではしりて言うのやろ?』 と質問されました。たしかに京都では流しのことをはしりとも呼びます。簡単に調べてみました。

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2012年1月21日 (土曜日)

七ツ下りの雨。

今日京は雨。 ほぼ終日の雨模様、冬の雨です。そこで思い出した雨の話。それは最近読んだ永井荷風の墨東綺譚(濹東綺譚)にあった「七ツ下りの雨」という言葉です。

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2012年1月20日 (金曜日)

「弁」という字のこと

弁えると書いて「わきまえる」と読みます。物事の道理を知っているという意味の「わきまえる」です。なかなか読めない漢字のひとつだと思い、ちょっと調べてみました。

 

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2012年1月19日 (木曜日)

おめでたい話(15回目)

縁あって宝ホールディングス株式会社の会社説明会に行ってきました。会社説明会といっても就活ではありません。投資のほうです(笑)

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2012年1月18日 (水曜日)

巧詐は拙誠に如かず

巧詐(こうさ)とは?→たくみにだますこと、ごまかすこと。

 

拙誠(せっせい)とは?→つたないながらも誠意のあること。

 

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2012年1月17日 (火曜日)

西院春日神社のご利益さん

七草粥の際おまいりした西院春日神社に、ご利益さんを見つけました。

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2012年1月16日 (月曜日)

音を知る=知音

知音と書いて「ちいん」と読みます。

手元の字引(新明解国語辞典)によると『(心の底から理解しあった)親友。(広義では知人をさす)』とあります。これは中国の春秋時代(ざっと2500年前)の故事からきています。

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2012年1月15日 (日曜日)

「全国都道府県対抗女子駅伝」西京極競技場にて。

2012年1月15日、小正月。京都市内西京極陸上競技場に「第30回全国都道府県対抗女子駅伝」の応援に行ってきました。

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2012年1月14日 (土曜日)

贈王倫(李白)

李白の『贈王倫(王倫に贈る)』という詩が好きです。

 

李白乗舟将欲行(りはくふねにのってまさにゆかんとほっす)

忽聞岸上踏歌声(たちまちきくがんじょうとうかのこえ)

桃花潭水深千尺(とうかたんすいふかさせんじゃく)

不及王倫送我情(およばすおうりんわれをおくるのじょうに)

 

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2012年1月13日 (金曜日)

「たちまち」と「ゆるがせ」について

忽(コツ)」という漢字。訓読みすると、二通りの読み方があります。

 

1、忽ち(たちまち)にわかに、急に(副詞的)

 

2、忽せ(ゆるがせ)おろそかにする、いいかげんにする(動詞的)

 

この二つ、パッと見るとどうも意味が違うように思います。どうして「たちまち」と「ゆるがせ」に同じ「」という漢字をあてるのか? ちょっと調べてみました。

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2012年1月12日 (木曜日)

芭蕉の雪を詠んだ句

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今朝出かけるとき薄らと雪化粧していました。ふと、雪を詠んだ芭蕉の句を思い出したので、二句鑑賞してみます。

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2012年1月11日 (水曜日)

「戀愛名歌集」(萩原朔太郎著)を読んで

この本、いまも出版されているのかしらん?

 

著者の序言には「西暦1930年(昭和5年)春」とありますが、私が読んだのは昭和33年4月10日発行の角川文庫(三版)。数年前、百万遍の古本まつりで買い求めたものです。この記事を書くにあたってネット検索したところ、Amazonではと~っても高額にて出品されていたのでビックリした次第。

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万葉集古今集六代歌集新古今集の秀歌を朔太郎の感覚で選歌し、簡単な解釈&鑑賞のポイントを記しています。恋愛名歌集とありますが恋の歌ばかりではなく、朔太郎が強調するのは日本語の韻律です。巻末には総論として万葉集から新古今集までの各歌集の概要と変遷を述べています。

 

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2012年1月10日 (火曜日)

神泉苑のご利益さん

あははの辻のすぐ近くに神泉苑があります。こじんまりとしていますが歴史的には古く、桓武天皇が794年に平安京を造営されるにあたって内裏の南側の沼地を開いて設けられたのが由来とのことです。

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2012年1月 9日 (月曜日)

「あははの辻」って何? (ある“百鬼夜行”考)

このところ、古典の怪奇物語に興味を持っています。先日、宇治拾遺物語の「長門前司女葬送ノ時本處ニ帰ル事」を読みましたが、今回は大鏡の「右大臣師輔伝」に出てくる

“あははの辻”

の話を書いてみたいと思います。これは藤原師輔(藤原道長のおじいちゃん)が、内裏からの帰り道に百鬼夜行に会う話です。まずその部分を現代語訳してみます。

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2012年1月 8日 (日曜日)

「ねぐら」も「とぐろ」も…『塒』?

【塒】と書いて「ねぐら」と読みます。「(鳥の)ねぐら」のねぐらです。ところがこの字、不思議なことに「とぐろ」とも読みます。「(蛇が)とぐろを巻く」のとぐろです。

 

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2012年1月 7日 (土曜日)

七草粥(西院春日神社にて)

2012年1月7日。新年も早七日が過ぎ、七日正月を迎えました。西大路四条からほど近い西院春日神社へ七草粥の接待を受けに行きました。

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2012年1月 6日 (金曜日)

『七種爪』の話。

明日の七日正月(七草)を前に、ブログネタでメモっていた人日(じんじつ)七種爪(ななくさづめ)のことを書いてみます。

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2012年1月 5日 (木曜日)

2012年1月5日。東山界隈を歩いてみました。

思いがけず職場の同僚から初詣&ミニ新年会のお誘いがあり、正月も五日の今日、八坂神社から清水寺への道を歩いてきました。以下、三が日は過ぎたとはいえ、まだまだお正月気分の残る京都東山かいわいの風景を紹介してみます。

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2012年1月 4日 (水曜日)

おめでたい話(14回目)

新年も4日となり、おせち料理は食べつくしたので、お昼は、今日から全国展開というグランドキャニオンバーガーをテイクアウトしました。

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2012年1月 3日 (火曜日)

ごく簡単な「葛の葉」伝説。

昔むかし、村上天皇のころといいますから、今から千年ほど昔のお話です。

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2012年1月 2日 (月曜日)

長門前司女葬送ノ時本處ニ帰ル事(宇治拾遺物語より)

宇治拾遺物語巻三ノ十五

『長門ノ前司ノムスメ、葬送ノ時本所ニ帰ル事』

という不思議な話を見つけました。以下、現代語訳してみます。

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2012年1月 1日 (日曜日)

「一陽来復!」 2012年初詣(車折神社)

ここ数年、初詣は「車折神社」に決めております。

昨年までと違い、今年(2012年)は初めて元日からおまいりすることができました。お昼前に最寄りの駅から嵐電に乗り、車折神社前で降りるとすぐ前に鳥居があって、境内に直結です。

幸いにも好天に恵まれ、おだやかな新年です。「これはめでたい!」とばかりに手水舎で手と口を清め、勇んで参道を進んで行きました。すると・・・

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