「雀斑」=「そばかす」
「雀斑」と書いて「そばかす」と読みます。思春期の顔に目立つ、あのそばかすです。あれって、なぜそばかすというのでしょうか? また、なぜ雀斑と書くのでしょうか? 調べてみました。
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まず、なぜそばかすと言うか? ですが、顔にできた斑点が、蕎麦殻=蕎麦の滓(カス)に似た斑点なので「そばかす」と呼ぶようになったらしいです。でもそれならば蕎麦滓って書けばよさそうなものです。なのに、なぜ雀斑という漢字をあてるのでしょうか? それは、同時にスズメの羽の斑点に似ているから、らしいです。雀の斑点で「雀斑」です。ただ、それならば雀斑(じゃくはん)と呼べばよさそうなものです。 ということは、同時に二つの理由からそばかすって言い方と漢字のあて方が決まったという説明です。たとえて言えばこんな感じ…
「顔にできた斑点、蕎麦のカスに似てるよね。そうだ! ソバカスって呼ぶことにしよう!」
「でも、スズメの羽の斑点にも似てるよね。だから雀斑って書くことにしよう!」
ホントかなぁ? こんなふうに言葉って決まっていくのかなぁ?
ちなみに、そばかすは雀の卵の斑点に似ているから雀卵斑と書いてじゃくらんはんとも言うそうです。確かにスズメのタマゴの表面の模様と顔のソバカスが一番似ているように思います。
なかなか難しいです(笑)
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