アスナロ・マテバシイ・アシタバ
不思議な名前を持つ植物、①アスナロ・②マテバシイ・③アシタバの由来について簡単に調べてみました。
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①アスナロ(翌檜)→ヒバともいうヒノキに似た針葉樹の名前。大きく枝を広げて『あすはヒノキになろう』と努力するが、どこまでいってもヒノキにはなれない哀れな木、というのが語源? 枕草子(清少納言)や笈日記(芭蕉)にも同じようなことが書いてあります。井上靖「あすなろ物語」は有名です。
②マテバシイ(待てば椎)→ドングリ(椎の木)に似たブナ科の植物。なぜマテバシイなのかというと、『待てば椎の実のようにおいしくなる』ってことらしいです。実際、食べられるそうです。
③アシタバ(明日葉)→青汁としても知られるセリ科の植物。なぜアシタバなのかというと、『今日摘んでも明日には葉(芽)が出る』ということらしいです。それくらい強い植物だという意味でしょうか? 実際はそこまでの強さはないらしいです。
いずれにしても、おもしろいネーミングですね。名前の付け方に夢と期待がこめられていて、好きだなぁ。
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