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2012年4月 3日 (火曜日)

祇園「かにかくに碑」(吉井勇)と桜開花宣言

祇園、白川のほとりにある吉井勇の歌碑です。

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【かにかくに祇園はこひし寝るときも枕のしたを水のながるる】

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この歌、わかる人にはわかるけど、わからない人には全然わからないと思います。かく言う私も、祇園で一夜を過ごしたことなどないので、歌の背景は想像に頼るしかないのですが…、

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『ええ季節になりましたなぁ』

『うん、ついこないだまで寒かったのがウソのようや』

『ほんまですなぁ。昼間、ちょっと外へ出てみましたんやけど、桜の花がちらほらと咲き始めてましたわ』

『そうか、そらまたにぎやかになるな。ほれ、聞いてみぃ。こうして寝てるときも枕の下を白川の水が流れていくやろ。祇園はええとこや。一番好きや。とにかくわしはもう、好きで恋しゅうてたまらんのや

『なんや、この間はうちのことを好きでたまらん、お前より好きなもんはないて言うたはったのに、ほんまは祇園が好きなだけで、お相手はだれでもよろしいんやねぇ。なんや、がっかりやわ』

『あほなこと言わんとき。お前がいるさかいこんなことが言えるんや。悪かった、言い直しとく。お前と一緒にいる祇園が一番好きや。そんなイケズせんと、こっちにおいで…』

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とまあ、こんな感じでしょうか。ちなみに作者の吉井勇は東京生まれなので、京言葉ではなかったと思います。まぁ、戦前に詠まれた歌で今とは時代も違いますし、あくまでも作歌の背景を勝手に解釈&鑑賞ということでお許しください(笑)

2203_2(拡大可)

2012年4月2日(月)撮影。歌碑と建物の間を白川が流れています。横のしだれ桜が咲き始めていました。

2202_3(拡大可)
白川横の桜並木。咲いているのは歌碑前の一本だけでしたが、翌4月3日、京都でも桜の開花宣言が出されました。祇園のあたりも、まもなく見ごろを迎えると思います。楽しみです。

【220】

 

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コメント

>みるくさん 
さっそく読んでいただいてありがとうございます。そうやった、姫路セントラルパークに行った話、書かなあかんなぁ…、了解です! 春休み中にはのせるように考えます。楽しみに待っていてください。

姫路セントラルパークに行った事もブログにのせてほしいー

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