新緑の北野天満宮
四月二十五日、北野天満宮(天神さん)におまいりしました。
(楼門から参道を望む)
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四月の天神さんは天候には恵まれたものの、人出は少なめでした。上の写真、お昼過ぎの様子ですが、参道の地面が見えているのは珍しいです。ゴールデンウイークを目前に控えて、観光客が少ないのでしょうか?
(本殿横の梅苑)
新緑の季節を迎えています。境内の梅林も葉桜ならぬ葉梅になっていました。それはそれで、また風情を感じます。
(なで牛に群がる修学旅行生)
この時期、京都の街は修学旅行の生徒さんで賑わいます。学問の神様である北野天満宮は、当然、人気スポットです。なで牛のところで女子生徒が五六人、「この牛、なでるの?」と話しているのを聞いて、おじさんが教えてあげました。
(なで牛)
「これはね、なで牛といって、なでると、さずかるんだよ」
「なにをさずかるんだろう」
「赤ちゃんにきまってるじゃない」
「えっ! ホントに? じゃ、なでてみようかな」
「ははは…、頭をなでると知恵をさずかる。体の痛いところをなでると痛みがとれる。治るってこと。まぁ、赤ちゃんがほしけりゃ、おなかをなでたらいいんじゃない」
すると、頭をなでる子、足をなでる子、おなかをなでる子、それぞれの手が四方から伸びてきて、わいわいがやがや…。「授かる」と聞いて、すぐに赤ちゃんを思い浮かべるところにはちょっと危険も感じたが、おじさん的にはかわいいなぁ~と思った次第。
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さて、最近視力が衰えてきたと言って、目をなでるうちのお年寄り。このあと、昔の修学旅行の話で盛り上がっていました(笑)
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