「はたけ(畑)」と「はたけ(畠)」、そして「ホ(圃)」。
畑・畠、どちらも「はたけ」ですが、どう違うのでしょうか? 疑問に思ったので調べてみました。
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●畑(はた・はたけ)→火+田→火で焼いた「田」(焼畑)
●畠(はた・はたけ)→白+田→白く乾いた土の「田」
両方とも、日本で作られた国字です。では、漢字には同じ意味の字はないのか? と思って、さらに調べてみると、
●圃(ホ)→野菜を植える「畑」
という字がありました。
論語の子路篇に『子曰、吾不如老圃』(しいわく、われはろうほにしかず)という一文があり、圃は、野菜畑あるいは園芸と解釈されています。ただ、もともと中国では、日本で言うところの田畑を総称して「田」といったのだそうです。
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