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2012年4月28日 (土曜日)

四天王寺「春の大古本祭」

2012年も早、ゴールデンウイークに突入しました。おでかけのチャンスです(笑)

今回は京都から足を伸ばし、大阪四天王寺で開かれている「第十回四天王寺 春の大古本祭」に行ってきた話です。

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四天王寺での古本祭は、毎年春・秋の二回ありますが、今年(2012年)の春は、4月28日(土)~5月3日(木)の六日間開催されます。そして、古本好きの方ならわかると思いますが、なんといっても古本祭は初日に行っておきたいです。

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各古書店とも初日なればこその品ぞろえですし、前回の古本祭から数カ月、読みたい本が増えているはずのお客さん(古本好き)にとっても、気合が入るというものです。みなさん考えることは同じで、だいたい初日は混雑します。まして今回は雲一つない好天に恵まれ、私が会場についたお昼ごろには、すでに大勢の人でにぎわっていました。

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四天王寺の古本祭には何度も訪れていますが、四天王寺自体は、いまだ拝観料を払って見学したことがありません。五重塔を遠目に眺めつつ、ひたすら読みたい本を探します。

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古書を漁ること3時間、ほととんぼさんは計5冊購入したのでした。うち文庫本の2冊を紹介してみます。

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●写真左側は「花杖記(かじょうき)」、山本周五郎の短編集(新潮文庫)です。収録作品の中で「須磨寺附近」という小説は、大正15年、作者が23歳のときに文芸春秋に掲載されたという処女作です。ちまたに多く出回っている山本周五郎の本の中では、意外に古書では手に入りにくいものです。もちろん、新刊で買えばいいのですが、そこまでして読みたいとは思わなかったのでした。今回、廉価で見つかって購入。

●写真右側は創元文庫で、「繪畫讀本(絵画読本)」です。これは会場で見つけたもので、著者の内田巌なる人のことは全然知りません。手にとってパラパラとめくってみたところ、なかなかおもしろいことが書いてあり、思わず購入してしまいました。昭和28年発行、約60年前の文庫本です。古本に興味のない方はだいたい、「古い! 汚い!」とおっしゃいますが、子供のころから学校の図書館で本を借りて読んでいる人は、免疫があるというか、多少の汚れは気にならないものです。まして現在は、自炊して、電子書籍化する方法があります。自分で電子化してしまえば、汚いもなにもなくなります。ただ、あまりに紙が傷んでいると、ドキュメントスキャナで読み込む時に、紙送りがスムーズにいかなくて苦労します。

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京都から四天王寺まで、交通費が結構かかりました。それなら古本を買う意味がないと思われる向きもあるでしょう。でも、探している本が見つかったときの喜びは、なんともいえないものです。たまたま見つけ、たまたま気にいった古本との出会い=著者とのふれあい。感動の一冊もあれば、選択ミスもある。一期一会です。

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