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2012年5月31日 (木曜日)

「五月」の入った季語と句。

五月の終わりに、「五月」を使った句をいくつか挙げてみます。

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●五月雨(さみだれ)→旧暦五月の雨、梅雨のこと。

五月雨をあつめて早し最上川(さみだれをあつめてはやしもがみがわ)(松尾芭蕉)

●五月闇(さつきやみ)→五月雨のころの昼なお暗い風景、また夜の闇。

五月闇蓑に火のつく鵜舟かな(さつきやみみのにひのつくうぶねかな)(森川許六)

●五月晴(さつきばれ)→(現在では、五月の好天に用いられることも多いですが)本来は梅雨の合間の晴れ間のこと。

薔薇を剪る鋏の音や五月晴(ばらをきるはさみのおとやさつきばれ)(正岡子規)

●五月女(さおとめ)→田植えをする女性のこと(早乙女とも書きますが五月女でも可です)

五月女(早乙女)の尻につかえるつつじ哉(さおとめのしりにつかえるつつじかな)(小林一茶)

●五月病(ごがつびょう)→新入社員・新入生が、新しい環境になじめずにかかる精神的な病。

隣まできれいに掃いて五月病(となりまできれいにはいてごがつびょう)(辻桃子)

●五月蝿い(うるさい)→旧暦の五月ころ、ちょうどハエがブンブンと耳のあたりを飛ぶようになってうるさいことから。あて字。

この車輛子供五月蠅い梅雨出水(このしゃりょうこどもうるさいつゆでみず)(金子兜太)

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ほかにも五月人形・五月祭・五月場所など、五月を使う言葉は結構ありますし、皐月も五月とすれば皐月賞も季語として成立します。ただ旧暦と新暦が交ざっているので、どうも季節感がつかみにくいです。

というわけで、

ネタ切れのブログおそまつ五月尽】(ほととんぼ)

でした(苦笑)

【278】

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