「労る」と「労う」
ある人に、『労る と 労う …読めますか?』 と聞かれました。
私は、『はぁ?』 と言ったきり、黙ってしまいました。
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例によって辞書(新明解国語辞典)を引くと
【労る(いたわる)】→①弱い立場の人を、同情して親切に扱う。②下の人が努力した事について、苦労をねぎらう。
【労う(ねぎらう)】→その人の骨折りに対して、ご苦労だという気持ちを何らかの行為で示す。(犒うとも)
とありました。そして、「答えがわかったよ」 と言ってやったら、「そうですか。でも、もう遅いです。ほかの人に教えてらいました」 と、そっけなく言われてしまいました。読み方がわかっても、実行が伴わない奴です。ちなみに「労き」と書いて「いたつき(いたづき)」とも読みます。病気のことです。悔しいので、それは教えてやりませんでした(苦笑)
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