夏越祓について(実践編)
夏越祓(なごしのはらえ)の茅の輪くぐりは、六月末の行事ですが、車折神社では六月一日から六月三十日まで、いつでもくぐることができます。月末を待たずに、夏越祓を実践してみました。→夏越祓について(知識編)はこちら。
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嵐電の車折神社駅を降りると、すぐ前が神社です。本殿までは二、三分もあれば到着します。茅の輪は鳥居に設置されていました。
直径2mほどの茅の輪です。茅の輪につまづいて傷めないようにするためか、板が橋のように敷かれていました。
さっそく茅の輪くぐりを始めます。茅の輪の横が開いているので、ぐるぐるまわることが可能です。境内に人影は少なく、知識編の作法どおりにくぐれそうです。
『まず左足から、みなづきのなごしのはらえするひとはちとせのいのちのぶというなり。今度は右足から・・・、そしてもう一回・・・、そみんしょうらい、そみんしょうらい・・・、ご利益がありますように。人が見てると恥ずかしいな』
『しまった! はじめにおじぎするのを忘れてた。ご利益半減かな』
多少のミスはありましたが、とりあえず無事にくぐることができました(苦笑)
続いて本殿にお詣りし、人形(ひとがた)に名前を書いて息を吹きかけます。100円を入れて人形を一枚取り、名前・年齢・性別を書いて箱に入れます。
『この三回息を吹きかけるっていうのはふうふうと吹くのだろうか? それともはぁはぁだろうか? そこまでは調べきれてなかったな。ふうはぁふうとでも吹いておくか』
というわけで、夏越祓の実践編は終了です。あとはご利益があることを願うばかりです。人形は、六月三十日に大祓の儀式で焼かれるとのことでした。
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【輪くぐりの作法悩まし夏祓】(ほととんぼ)
【298】
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