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2012年8月28日 (火曜日)

むま(馬) むめ(梅)の話

前回は鰻をむなぎと言った話を書きましたが、調べているうちに、昔は、馬をむま、梅をむめと呼んでいたことがわかりました。

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●むまの例

「上方いろはかるた」に

馬の耳に風】(むまのみみにかぜ)

というフレーズがあります。『いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねなら』のに使われています。

ゐのおくやま…」のは、「氏より育ち」となっていますから、ここの馬は『むま』と読むことがわかります。

●むめの例

蕪村句集に

(あらむつかしの仮名遣ひやな。字儀に害あらずんば、ァヽまゝよ)

梅咲きぬどれがむめやらうめじゃやら】(うめさきぬどれがむめやらうめじゃやら)

という句がありました。なんでも本居宣長と上田秋成のあいだに、古文でと書かれているものを「む」と読むか「ん」と読むか、を「むめ」と読むか「うめ」と読むかについての論争があったそうです。上田秋成と蕪村は友人だったので、このような句を作って揶揄したのかもしれません。『うめかむめか、字に害はないのだから、そんなにもめなくてもいいでしょう。あぁ、ややこしい!』という、蕪村の叫び声が聞こえてきそうです。

たしかに、ややこしいですね(笑)

【367】

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