ええもんもろた。

「ながーーい、おつきあい」の銀行で、「ええもん」もらいました。

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子供のころ、近所のおばちゃんに

「○○ちゃん、ええもんあげよか」

と言って、駄菓子やみかんをもらったのを思い出します。京都ではちょっとしたものをあげる（＆もらう）とき、ええもん（良い物）という言い方をします。また、テレビで時代劇やサスペンスドラマを見ているとき、途中から見出した家族にはストーリーがわからず、主役・悪役の区別がつかなくて、

「こいつは、ええもん（良い者）か？」

と聞くことがあります。この二つは発音が違って、

「ええもん（良い物）」のときは語尾が下がり、「ええもん↓」

「ええもん（良い者）」のときは語尾が上がり、「ええもん↑」

です。ただ、最近は「ええもん↓」にしろ「ええもん↑」にしろ、あまり聞かなく（＆言わなく）なりました。

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銀行の支店がオープンして２周年の記念品でもらったのは、ゼリービーンズのお菓子です。ゼリービーンズもさることながら、袋に書いてある「ええもん」の文字になつかしさを感じました。

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