第12回四天王寺「秋の大古本祭」
四天王寺恒例、秋の大古本祭りに行ってきました。
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恒例と思うのもそのはず。四天王寺での秋の古本祭りは、数えて12回目なのだそうです。今年(2012年)は、10月4日~9日までの6日間の開催です。
今回は、たまたま初日から行く機会に恵まれ、到着したのが11時過ぎ、若干空模様が心配でしたが、会場はすでに大勢の人でにぎわっていました。春と秋の2回、当地での古本祭りを楽しみにしている人は多いようです。
お昼過ぎに空模様があやしくなり、「これはまずい!」とテント巡回のスピードを上げたところ、写真ののぼりが眼に入りました。晴耕雨読ならぬ晴遊雨読。まさに雨が降ってきそうだっただけに、「晴れの日は遊び気分で。雨にも負けず。古本読むべし。」と、我ながら気をまわして独り笑いです。
五重塔を横目に、四天王寺ならではの風景です。ご利益でしょうか。雨はパラパラと降っただけで止みました。
「詳解歳時記」(真下喜太郎著、創元文庫)という本にめぐり合いました。表紙を見る限りちょっと傷みが目立ちますが、ページをめくってみたところ、中は焼けも少なく、活字もしっかりしています。昭和27年(ちょうど60年前)発行とあるので、経年変化の範疇だと思います。著者は高浜虚子の娘婿とのことで、歳時記というより、読み物としておもしろそうです。当ブログのネタ本になりそうです。
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というわけで、今回は夕方早い時間に所用があり、隅から隅までというわけにはいかなかったのが残念です。滞在約2時間半、後ろ髪を引かれる思いで四天王寺をあとにしたのでした。
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