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2012年11月13日 (火曜日)

「かぜまつばうず」って何?(中世のなぞなぞ)

ある人に

かぜまつばうずって何のことかわかりますか?』

と聞かれました。

「え?」

『これは中世のなぞなぞです。ヒントを言いましょうか』

ーーーーーーーーーー

『え~っと、かぜまつは漢字で書くと風待つです。ばうずは古語で、発音はぼうず。つまり坊主です』

「はぁ? 全然わからないけど…、ということは、風待つ坊主?…」

『わからないですよね。では、何のために風を待つか考えてみてください』

「風車でも回すのかな?」

『季節は夏です。めっちゃ暑いんです。風が吹くと、どんなふうに感じますか』

「それは、涼しいわな」

『そうそう、涼むわけです。じゃあ、坊主のほかの言い方は?』

「坊さん? ぼんさん? それとも僧? 老師とも言うけど…」

『惜しいっ!。老師を短く言ったら』

「ただの?」

『はい。坊主は師です。では、涼むと師をつなげて言うと』

「涼む師? すずむし? もしかして、鈴虫?」

『ピンポーン。正解っ。かぜまつばうずは、鈴虫です。どうです。おもしろいでしょ!』 

「なるほどねぇ。中世のなぞなぞかぁ」

とはいえ、教えてくれた人はすごく楽しそうでしたけど、聞かれた私は、そうでもなかったです(苦笑)

【444】

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