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2012年11月 9日 (金曜日)

とある日の銀杏紅葉の遠眺め(久保田万太郎)

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いつも見慣れている街路樹の銀杏が色づく季節になりました。いい句はないかと探してみると、角川書店の「合本俳句歳時記」に、久保田万太郎の句をみつけました。

とある日の銀杏紅葉の遠眺め】(とあるひのいちょうもみじのとおながめ)

何か考え事をしながら散歩でもしていたのでしょう。ふと、遠くの銀杏が黄色く色づいているのに気づき、いささかの感動をもって立ち止まり、眺めている風景です。語呂のよいわかりやすい句です。いきなり、「とある日」と読者の意表を突き、続けて「銀杏紅葉」で、「の」が2回、さらに「ある日」「お眺め」で、「と」が2回使われていて、調子をよくしています。

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遠くから眺めているだけではもったいないです。近くに寄ってみます。

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きれいな落ち葉を2枚拾いました。

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子供のころ、突然友達から、

「お前、イチョウノハ持ってるか?」

と聞かれたことを思い出します。

「ううん、持ってへん」

と答えると、

「え? 持ってへんの? へぇ~」

と言いながら、

、持ってるやろ!」

お腹と頭と口元を指差され、笑われました。なにそれって感じです。こんなオチ話、いまの子供も知ってるのかな? 今度、孫に言って試してみようと思います。

【440】

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