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2012年12月15日 (土曜日)

これをしるものはこれをこのむものにしかず(論語)

子曰、知之者不如好之者、好之者不如楽之者(雍也第六・20)

(子曰く、これを知る者はこれを好む者に如かず、これを好む者はこれを楽しむ者に如かず)

(意訳)孔子(先生)がおっしゃった。「物事を理解している人は愛好している人にはかなわない。そして、愛好している人も、楽しんでやっている人にはかなわない」

論語は全部で二十編に分かれていますが、それぞれの章の数を合わせると、約五百あるといわれています。当ブログでは、その中で特に世間で知られているものについて、筆者の好きなフレーズをピックアップして鑑賞しています。

この章は対句表現が大変わかりやすいです。論語が二千年以上にわたって語り継がれてきたのは、もちろん内容のすばらしさにありますが、このような対句を多用していることにもよります。同じ言葉を繰り返すことによって語呂をよくし、一度聞いただけですぐに覚えてしまうように作ってあるのです。また「之(これ)」というのは、元来は「学問」のことだと考えられていますが、現代人が読むときには、何も学問の意味だけにとらわれる必要はありません。趣味ととらえてもいいですし、仕事ととらえてもかまいません。

私たちのまわりの人で「あの人はいつも楽しんでやっているなぁ」と感じる人はどのくらいいるでしょうか? どんなことでもいいです。心から楽しんで日々を送れるような「之(これ)」を持ちたいものですね。

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