正月十五日に一番近い日曜日、三十三間堂にて。
正月十五日に一番近い日曜日。三十三間堂にて「楊枝のお加持(やなぎのおかじ)」と「通し矢(とおしや)」が行われました。当ブログは京都の住人ながら、成人の日に行われる三十三間堂の通し矢は、テレビのニュースでしか見たことありません。今回初めて行ってみました。
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↑三十三間堂入口。本日のイベントは正式には「楊枝浄水供結願大法要(やなぎのおかじけちがんだいほうよう)」というようです。「結願」と書いて「けちがん」と読む。こういう言い方大好きです。カッコイイ。
↑本日無料開放…とのこと。「へぇ、そうなんだ。これはありがたい」(通常一般¥600です)
↑境内に入ったところ。すごい人出です。
↑屋台も出ています。
↑さっそく堂内参観。履物をぬいで袋に入れます。…と、これより堂内は写真撮影禁止でした。ひとつ特筆するならば、三十三間堂には約1000体の千手観音像があり、見る者を圧倒しますが、本日に限ってはあまりの人出の多さに観音さんのほうが圧倒されたのではないかと思った次第。「楊枝のお加持」はありがたく頂戴しました。
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↑堂内を出たところ。この向こうが通し矢の射場です。
↑通し矢に集合する新成人でしょうか。当方、弓道に疎いためよくわかりませんが、袴姿で弓を持つ女性たちの凛々しいこと。ホレボレします。
↑射場にまわってみました。カメラを構える人にさえぎられ、前に出られず。どういう状況なのか全くわかりません。…と、近くの人の話し声が聞こえました。
「…そのうち、見るのに飽きた人が抜けてくるから、そしたら前に出られるよ。まぁ30分くらい待てばいいんじゃない…」
なんと! 当方、ここで30分は待てず。上の写真のみ撮って早々に退散することにします。
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↑とはいえ「せっかく来たのでなにか記念品でも…」 と、ふと見ればおみくじ100円との表示が。
↑おみくじではなく、横にあった「七福神のお守り」に手が伸びました。100円。
↑さらにその横の「三十三間堂の特製楊枝」を手にとります。こちらも100円。
↑滞在約30分。出口に戻れば来年の日程を書いた看板がありました。なかなか念の入った告知だと感心した次第です。
↑三十三間堂の通し矢といえば、成人の日(=正月十五日)のイベントとばかり思っていましたが、成人の日が1月の第2月曜日となってからは、「正月十五日に一番近い日曜日」に行われているんですね。この記事では全然伝わりませんが、境内には新成人の方が大勢訪れ、記念撮影などで盛り上がっていました。新成人のみなさん、
「ご成人おめでとうございます!」
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