目の健康講座とコンサート 及川浩治トリオ“Bee”
かかりつけの眼科の待合室で 「目の健康講座とコンサート 及川浩治トリオ“Bee”」のチラシを見つけたのは昨年末のことです。さっそく応募したところ入場券を送っていただき、京都産業会館シルクホールへ出かけました。
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目の健康講座のプログラムは 「子供の近視はとめられるか」(京都府立医大 稗田牧先生)と 「加齢黄斑変性の早期発見、早期治療」(京都大学 山城健児先生)でした。
各種専門学会などによる公開講座には、一般向けとしてはあまりにも難解すぎたり、逆に付け焼刃的で内容の乏しかったりするものが多くあります。しかし昨年秋に開催された日本眼科医会の公開市民講座(糖尿病網膜症と緑内障について)といい、今回といい、担当の先生方が熱心にわかりやすく説明され、それこそ目からウロコのお話でした。
黄斑変性には100人に1~2人の割合でかかるらしいです。そもそも当方が眼科に通うようになったきっかけは、人間ドックの眼底撮影で黄斑部に異常が見つかったことによります。精密検査を受けたところ、むしろ眼圧が高いことが問題とされ、現在は毎月目薬を処方していただいています。黄斑変性は決して他人事とは思えません。両先生ともスライドを駆使しながら順を追ってわかりやすく説明してくださり、とても勉強になりました。
後半は趣向を変えてのコンサートです。失礼ながら私自身は「及川浩治トリオ“Bee”」というお名前を知りませんでした。聞くところによると、ピアノ・ヴァイオリン・チェロのユニットとして、知る人ぞ知る存在なのだそうです。45分ほどのミニ演奏会でしたが、その情熱あふれる演奏に、会場のみなさんは満場の拍手を贈っていました。感動しました。
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眼科医会の先生方といい「及川浩治トリオ“Bee”」のみなさんといい、持ち前の「眼科」・「音楽」へのすばらしい情熱を感じた次第です。すてきなイベントをありがとうございました。
『目のことは勉強になったし、すばらしい演奏は聴けたし、ホンマによかったわぁ~(笑)』
(京都産業会館シルクホールにて)
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