探梅行(北野天満宮にて)
手持ちのスマホ辞書によると、
【探梅(たんばい)…早咲きの梅を求めて歩くこと。「探梅行」】
とあります。建国記念日を過ぎた2月のある日、好天に誘われて探梅に出かけました。
京都の梅の名所といえば、なんといっても北野天満宮です。当ブログのおススメご利益スポットでもあります。
受験シーズンとはいえ、平日の境内はさすがに閑散としていました。
まだまだ梅の見ごろには程遠いです。枝のつぼみが、ようやくそれとわかる程度です。
『…満開の梅でなく、枝の先にほころびそめた少しばかりの花を見いだすのが「探梅」だし、群集でなく、一握りの有志がさそい合せて出かけるのが「探梅」である。…』
と、山本健吉の「ことばの季節(文春文庫)」にあります。この時期の北野天満宮は、まさに「探梅行」にぴったりの風情です。
と、ちらほら咲きの白梅が一本見つかりました。
早咲きの紅梅も見つかりました。…ここで一句鑑賞します。
【この道をわれらが行くや探梅行】(このみちをわれらがゆくやたんばいこう)
いいですねぇ。高浜虚子の句です。
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さて、恒例の大黒さんの小石乗せにチャレンジしました。
うひょー。これはめでたい! 二つ乗せることに成功しました(笑)
【535】
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