北野天満宮「梅花祭2013」(雰囲気だけですけど)
2013年2月25日。月例の天神さん&梅花祭です。
梅花祭は北野天満宮のご祭神、菅原道真公が亡くなられた日に行われる祭典です。
↑平日というのにすごい人出です。
↑本殿前には、例によって鈴振りの行列ができています。
↑梅花祭の野点(のだて)会場に入るお客さんの行列。
↑会場内では大勢の方が順番を待っておられる様子です。今回は紅白の幕の外側から雰囲気だけを味わわせていただきました。…ところで、肝心の梅の花は?
↑それなりに咲いていました。
↑白梅。↓紅梅。
枕草子に、
【木の花はこきもうすきも紅梅…】
「木の花は、濃いのも薄いのも紅梅がすてきだわ…」 とあります。また、芭蕉と同時代の大阪の俳人小西来山に、
【咲く時はどれも梅なり濃薄き】(さくときはどれもうめなりこきうすき)
「梅の花には色の濃いもの薄いものいろいろあるが、咲いてしまえばどれも梅に違いない。皆美しいよ」 の句があります。暗に清少納言の美意識を逆手に取っていて、なかなかおもしろいです。
↑北野天満宮の境内を見ているかぎり紅梅が目立ちます。
↑このおじさんも、どちらかといえば紅梅が好きです。清少納言を支持します(笑)
【548】
« 月夜見梅花(菅原道真) | トップページ | 「強」という字のこと。 »
「 ご利益さん」カテゴリの記事
- 大仏の柱くゞるや春の風(二柳)(2014.05.07)
- 五条の天神(京童より)(2014.04.12)
- 水もなく舟も通はぬこの島にいかでか海人のなまめかるらむ(輔相)(2014.03.23)
- 北野天満宮「梅苑」散策。(2014.03.12)
- 北野どの御すきものや梅の花(竹馬狂吟集より)(2014.02.25)
「 勝手に鑑賞「古今の詩歌」」カテゴリの記事
- 夏風邪はなかなか老に重かりき(虚子)(2014.05.21)
- 後夜聞仏法僧鳥(空海)(2014.05.20)
- 夏といへばまづ心にやかけつはた(毛吹草)(2014.05.19)
- 絵師も此匂ひはいかでかきつばた(良徳)(2014.05.18)
- 神山やおほたの沢の杜若ふかきたのみは色にみゆらむ(藤原俊成)(2014.05.17)
2月25日は、自然数の日にも
自然数は、[絵本][もろはのつるぎ]で・・・
投稿: | 2020年2月16日 (日曜日) 15時50分