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2013年3月22日 (金曜日)

加茂にわたす橋の多さよ春の風(漱石)

夏目漱石の句

加茂にわたす橋の多さよ春の風】(かもにわたすはしのおおさよはるのかぜ)

を鑑賞します。

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単純な句ですが、漱石はいいところに目をつけました。初句を「加茂にわたす」と字余りに置いたところがポイントでしょうか。「わたす」は春の風の両方にかかっています。実際、京都市内を流れる鴨川(加茂川・賀茂川)には、多くの橋がかかっています。

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河川敷を歩いていると、幾つもの橋をくぐります。

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春の風が心地よい季節になりました。散歩の人、レジャーの人が増えてきたようです。

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残念ながら、河川敷の桜はまだつぼみでした。

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とはいえ、まもなく開花することでしょう。

【573】

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