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2013年4月27日 (土曜日)

春の暮家路に遠き人ばかり(蕪村)

ゴールデンウイークがスタートしました。蕪村の句を鑑賞します。

春の暮家路に遠き人ばかり】(はるのくれいえじにとおきひとばかり)

(意訳)行楽の人、買い物の人、仕事帰りの人…。町を行き交う人々は、家に帰るのがもったいなくて、思い思いの春の夕暮れを楽しんでいる。

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蕪村には 『花に暮て我家遠き野道かな』 という句もあります。こちらは、お花見に来た人が野道をのんびりと帰って行く情景に限定されています。表題の句は、わかりやすい言い回しで、春の夕暮れを的確にとらえています。具体的には、

6091

↑満開の花が名残惜しくて、何枚も写真に撮ったり、

6093

↑掘り出し物を探して、縁日をうろうろしたり、

6092

↑友人との会話がはずんで、鴨川の遊歩道を延々と歩いたり、

というような光景でしょうか。

ゴールデンウイーク中の混雑には辟易しますが、せっかくの連休、家路につくのを忘れるくらいの楽しい日々にしたいものです。

【609】

 

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