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2013年4月19日 (金曜日)

松尾大社のご利益さん

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山吹が見ごろを迎えた松尾大社におまいりしました。

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見ごろの山吹です。境内を横断する小川を中心に咲いておりました。

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満開です。きれいでした。

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さて、お酒の神様として知られる松尾大社は、大山咋神(おおやまぐいのかみ)と市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)をおまつりしています。京都でももっとも古い神社のひとつだそうです。境内にいくつかのご利益さんを見つけました。

1、撫で亀さん。

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古来、亀と鯉が松尾大神のお使いと伝えられています」との表示がありました。手水舎のすぐ前、健康長寿のシンボルとして、撫でるとご利益があるそうです。

2、相生の松

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本殿前にあり、現在は切り株だけになっています。350年の命を全うしたとかで、枯れてなお夫婦和合の象徴とは、なんとめでたいことでしょう。

3、幸運の双鯉

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こううんのそうり」と読みます。鯉が二匹跳ね上っています。安倍首相が二度も首相になれたのは、もしかして松尾大社におまいりされたからでしょうか? 「幸運の総理」 なんちゃって。 本殿のすぐ横、撫でるとご利益があります。

4、幸運の撫で亀

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本殿をはさんで、「幸運の双鯉」と対になっています。特に亀の首の部分が、撫でられ過ぎてテカテカになっていました。

5、椋の霊樹

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京都の名木として樹齢八百年を数えていたそうですが、平成五年の大雨で枯れてしまいました。有志の方が樹霊をおまつりされたそうで、表示板に 「注連はれば朽木に神の現はるる」 との句が添えられていました。「しめはればくちきにかみのあらわるる」と読むのだと思います。わかりやすい言い回しの中にも、芭蕉の風格を想わせるいい句です。

6017_2(本殿)

松尾大社のご利益さんは“撫で系”の多いのが特徴です。祀られている神様が「大山咋神」「市杵島姫命」の男女二神で、「相生の松」「双鯉」とつがいになったご利益さんに「撫で亀」と、いかにも夫婦(男女)和合の神様です。

撫でて拝んで、また撫でて…、ご利益やいかに! とりあえずは諸事慎んで、神妙にしていようと思います。

【601】

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