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2013年4月 8日 (月曜日)

何の木の花とはしらず匂哉 (芭蕉)

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府立植物園で真っ白な花を見つけました。大きな一群で、それなりに強い香りを放っていました。…というわけで芭蕉の句です。

何の木の花とはしらず匂哉】(なんのきのはなとはしらずにおいかな)

笈の小文にある句で「伊勢山田」と前書きされています。西行の歌 『何事のおはしますかは知らねどもかたじけなさに涙こぼるゞ』 を念頭に、伊勢神宮のありがたさを詠んだ句とも言われています。

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花に埋もれ、隠れていた表示板を見つけて確認したところ、ユキヤナギ(雪柳)とありました。たしかに雪のような花房が枝垂れています。なかなか見事な咲きっぷりです。なるほど、これが雪柳か。当方植物には疎く、ふと芭蕉の句が浮かんだのです。ただ、どこか違うなと思ったのは、その香りが「匂い」というよりも「臭い」に近いことでした(笑)

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