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2013年5月10日 (金曜日)

雪月花一度に見する卯木かな(貞徳)

本日5月10日は旧暦で卯月朔日(ついたち)とのこと。松永貞徳の句、

雪月花一度に見する卯木かな】(せつげつかいちどにみするうつぎかな)

を鑑賞します。

(意訳)雪・月・花は日本の美を代表する景物だけど、ウツギ(卯木)はそれを一度に見せてくれる。

こういうのを“見立ての句”というのでしょうね。卯木(卯の花)は 『名前に(ツキ)を含んでのように白いが咲く』 というのです。言葉遊びとはいえ、高度なものです。

※見立て=あるものの様子から、それとは別のものの様子を見てとること。

6222_2(コガクウツギ、府立植物園にて)

【622】

 

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