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2013年5月19日 (日曜日)

傘に押わけ見たる柳かな(芭蕉)

今日の京都は、ほぼ終日雨模様でした。芭蕉の傘の句を鑑賞してみます。

傘に押わけみたる柳かな】(からかさにおしわけみたるやなぎかな)

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意訳するまでもないですね。「それがどうした」 とツッコミを入れたくなります。芭蕉はいったい何を主張しているのか。「しだれている柳を傘で押し分けてみる」 ことに風情があるというのでしょうか? それとも、柳の陰から“べっぴんさん”でも覗き見していたのでしょうか。

ちなみには手に持ってさしかけるものを言い、は頭に載せてあごでくくるものを言います。と書いて「からかさ」と読ませるのは、「唐」からの伝来品であったことを示しています。また「から」には、何か細工が施されているという意味もあります。たとえば「からくり」というのがそうです。

【631】

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