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2013年6月17日 (月曜日)

塔ばかり見えて東寺は夏木立(一茶)

 一茶の句です。

塔ばかり見えて東寺は夏木立】(とうばかりみえてとうじはなつこだち)

 東寺と言えば五重塔。高さ54.8mは木造の塔として日本一の高さだそうです。先日東寺を訪ねる機会があり、一茶にならって五重塔のまわりをぐるっと歩いてみました。

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6601東(大宮通り)から。

6602南(九条通り)から。

6603西(境内)から。

6604北(境内)から。

 東西南北どこから見ても、五重塔と木立のコラボです。

 『一茶は夏木立の中に映える五重塔を詠んだのだろうか?、それとも五重塔を含んだ全景を夏木立に見立てたのだろうか?、たぶん「塔」と「東」が掛け言葉になっているところがミソだな』

 などと思いをめぐらして、一茶の句境に一歩近づけた気がしました。なんでもない句ですけど、なぜか心に残ります。

【660】

 

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