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2013年7月29日 (月曜日)

浅漬の色や胡瓜の深みどり(素外)

浅漬の色や胡瓜の深みどり】(あさづけのいろやきゅうりのふかみどり)

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 江戸時代中期の俳人素外(そがい)の句です。「」漬けなのに「」緑。それだけのシャレです。 とはいえ、中七を「色や胡瓜の」 としたところに、お漬物に対する作者の愛情がこもっています。単に「胡瓜の色や」 では、説明に終わってしまいます。語呂はいいですし、このまま漬物屋さんのキャッチコピーに使えば結構売れるのではないでしょうか。それとも、ただのオヤジギャグとして一笑に付されてしまうでしょうか。

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【702】

 

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