蕪村公園にて。
所用で大阪に行く機会があり、時間もあったので『蕪村公園』に寄ってみました。
蕪村公園は、蕪村の故郷とされる大阪市都島区毛馬にあります。2009年にオープンしたのだそうです。訪ねるのは今回が初めてでした。
園内のフェンスに蕪村の絵や句が展示してありました。総面積が11300㎡(約3400坪)とのこと。結構広いですが、見た目はなんでもない普通の公園です。
周囲は遊歩道で囲まれており、蕪村の句碑が合計13基設置されていました。
ぐるっとまわってひとつひとつ確認していくと、【夏河を越すうれしさよ手に草履】の句碑がありました。いまの季節にぴったりです。
せっかくなので記念撮影です。できれば草履を手に持ちたかったのですが、用意してきたわけもなく、履いてきた靴を脱いで撮ってみました。“バカみたい”と思うなかれ。これが俳諧というものです(笑)
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公園から数分歩くと淀川の河川敷に出ました。蕪村生誕地の表示とともに、ここにも句碑がありました。
『やぶ入や浪花を出て長柄川』
『春風や堤長うして家遠し』・・・
しばらくたたずんで春風馬堤曲を口ずさんでおりました。
まさに句の通り、途方もなく長い堤防でした。蕪村の心に少し近づけた気がして、感激しました。
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