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2013年7月 1日 (月曜日)

水底を見て来た顔の小鴨哉(丈草)

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 ↑ 東寺の「小野道風ゆかりの柳」の横の池に鴨がいました。

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 何羽かのんびりとくつろいでいます。

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 ところが、一羽だけ池のほうをじっと見つめて動かない鴨がいました。いったい何を考えているのやら…。

水底を見て来た顔の小鴨哉】(みなそこをみてきたかおのこがもかな)

 この句は蕉門十哲の一人、丈草の句です。ちょうどこんな場面を詠んだのカモ? なんちゃって。ちなみに「鴨」は冬の季語なのだそうです。

【674】

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