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2013年8月12日 (月曜日)

ゆく水や竹に蝉鳴く相国寺(鬼貫)

ゆく水や竹に蝉鳴く相国寺】(ゆくみずやたけにせみなくしょうこくじ)

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 鬼貫の句です。「川の流れと竹やぶと蝉しぐれの中に相国寺がある」…単純でイメージしやすい佳句です。先日、相国寺を訪ねてみました。

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 境内にはセミの鳴き声がウルサイくらいに響き渡っていました。今は埋め立てられてありませんが、かつては今出川という川も流れていたそうです。これで、行く水は理解できました。ただ、見つからないのはです。境内には松林が広がっていました。

 『はて? 竹やぶはどこに?…』

 よく考えてみると、竹やぶで鳴くセミというのを見かけた記憶がありません。鬼貫のころは鳴いていたのかもしれませんが、この句、あるいは空想の産物でしょうか。

 さらに、境内を歩いていて気づいたのは、ゴミひとつ、枯れ葉一枚落ちていないことです。炎天下にもかかわらず、気持ちよいくらい見事に清掃されていました。

7163(拡大可)

 というわけで、現在の“松に蝉鳴く相国寺”もすばらしい風景です(笑)

【716】

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