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2013年9月 1日 (日曜日)

行水のすて所なき虫のこゑ(鬼貫)

行水のすて所なき虫のこゑ

(ぎょうずいのすてどころなきむしのこえ)

(意訳)夏も終わりの夕方、行水をした。いつものように水を流そうと思ったら、まわりの草むらのあちらこちらから虫の鳴き声が聞こえる。「あっ」 と思って、水を捨てるのをためらった。

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 鬼貫の有名な句をブログに書こうかと考えているとき、孫(中学生)がやってきました。意訳してやると 「行水って何のこと?」 と聞きます。行水とは、盥にお湯や水を入れて、体を流したり汗を拭いたりすることだよ、と言ったら、今度は 「盥(たらい)って何?」 と聞きます。なにそれー! ネットで調べてごらんと言って、ようやく理解してくれました。せっかくなので “作者はどうして水を捨てるのをためらったのだと思う?” と尋ねてみました。

A、そのまま一気に水をまいたら虫が死んでしまう。動物愛護(虫愛護)の観点から。

B、虫の鳴き声で秋の到来を知った。季節の移ろいに風情を感じて、このままずっと聞いていたかったから。

 と、二択の質問にしました。そうしたら、「それは虫愛護とも言えるし、風情とも言える。作者に聞いてみないとわからない」 との答えです。う~ん、まいったまいった。興味がなさすぎるのか、おじいちゃんの質問がしつこいのか、いささかさびしくなった次第です。とはいえ、孫の答えは究極の正解ですけどね(苦笑)

【736】

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