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2013年9月28日 (土曜日)

みちのくのおくゆかしくぞおもほゆる壺のいしぶみ外の浜風(西行)

 西行の歌です(山家集より)

みちのくのおくゆかしくぞおもほゆる壺のいしぶみ外の浜風

(みちのくのおくゆかしくぞおもほゆるつぼのいしぶみそとのはまかぜ)

(意訳)みちのくの奥地のことが奥ゆかしく、行ってみたくて心がひかれる。壺の碑や外の浜風に。

※壺のいしぶみ=多賀城碑をさす?(諸説あり)

※外の浜風=東津軽の浜?

ーーーーー

 おくゆかしくに、「奥ゆかしい」と「奥へ行きたい」の二つの意味を持たせています。

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 壺の碑は多賀城碑のことだとされています。西行ではないですが、私自身もずっと前から一度見てみたいと思っていました。

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 訪ねてみたところ、ちょっとした丘の上にありました。「へぇ~、こんなところにあるんだ」と感激です。

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 何か書かれていますが、読めません。というか、読めなくてもいいのです。西行が見たいと思い、芭蕉が奥の細道の旅で見た壺の碑を、この目で見られただけで大満足です。

 土日にはボランティアの方がおられて、碑の由来などを説明していただけます。京都から来たと言ったら、延々十分以上にわたって熱心に語ってくださいました。こちらのほうも感激です。それこそ「おくゆかしい」心遣いでした。どうもありがとうございました。

【763】

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