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2013年9月14日 (土曜日)

いつも見る月ぞと思へど秋の夜はいかなる影をそふるなるらん(藤原長能)

 後拾遺集(256)より藤原長能の歌を鑑賞します。

いつも見る月ぞと思へど秋の夜はいかなる影をそふるなるらん

(いつもみるつきぞとおもえどあきのよはいかなるかげをそうるなるらん)

(意訳)いつも見る月なのはわかっているけれど、秋の夜にはいったいどのような光を添えているのだろうか。(なんと今宵は見事な月夜だろう!)

 「寛和元年(985年)八月十日、内裏歌合によみ侍りける」 との前書きがあります。

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 八月十日といえば、今夜(西暦2013年9月14日)が旧暦の八月十日です。なので、「影」ならぬ「写真」を添えてみました。丸太町七本松付近、当時の内裏にほど近いところで撮ったものです。

 『…ということは、この歌の詠まれたのはちょうど千二十八年前かぁ。感慨深いものを感じるなぁ』

 月というよりも、雲ひとつない夕暮れの空がきれいでした。

【749】

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