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2013年11月14日 (木曜日)

色付や豆腐に落て薄紅葉(芭蕉)

 芭蕉の句です。

色付や豆腐に落て薄紅葉】(いろづくやとうふにおちてうすもみぢ)

意訳:もしやこの豆腐、紅葉が上に落ちて、薄く色づかせているのだろうか。

ーーーーー

 いわゆる「見立て」の句です。なんでも、紅葉の模様の入った豆腐だか、唐辛子で色をつけた豆腐だか、「紅葉豆腐」という料理があるのだそうです。紅葉狩の宴席で出された紅葉豆腐を、『これは豆腐の上に落ちた紅葉が色をつけたものではないか』 とシャレてみせたわけですね。延宝六年(1678年)の作とのことで、芭蕉35歳、比較的初期のものです。言葉遊びに過ぎぬとはいえ、芭蕉ならではの語呂のよさは、それなりに心に残る作品です。

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 夕飯の豆腐に色づきかけたモミジを乗せ、芭蕉句の風情を味わってみようとしたものの、豆腐は色づきませんでした。

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 仕方ないので、モミジおろしを添え、モミジおろして食べました。

【810】

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