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2013年12月

2013年12月31日 (火曜日)

又ひとつ年はよるとも玉手箱あけてうれしき今朝の初春(元木網)

 江戸時代の狂歌師元木網の歌です。

又ひとつ年はよるとも玉手箱あけてうれしき今朝の初春

(またひとつとしはよるともたまてばこあけてうれしきけさのはつはる)

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2013年12月30日 (月曜日)

沫雪のほどろほどろに降り敷けば奈良の都し思ほゆるかも(大伴旅人)

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 この2~3日の寒波で、うっすらと雪が積もりました。万葉集1639、大伴旅人の歌です。

「太宰帥大伴卿の冬の日に雪を見て京を憶ふ歌一首」

沫雪のほどろほどろに降り敷けば奈良の都し思ほゆるかも

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2013年12月29日 (日曜日)

おめでたい話(ボールペン…2本目)

 カルビー「じゃがり校」のポイント交換プログラムで、じゃがりこボールペンをいただきました。

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2013年12月28日 (土曜日)

尻もちもつきてよろこぶ歳暮哉(貞徳)

 江戸時代初期の俳諧集「犬子集」より、松永貞徳の句です。

尻もちもつきてよろこぶ歳暮哉】(しりもちもつきてよろこぶせいぼかな)

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2013年12月27日 (金曜日)

つもりこし年は額のしはす哉(徳元)

 江戸時代初期の俳諧集「犬子集」より、斎藤徳元の句です。

つもりこし年は額のしはす哉】(つもりこしとしはひたいのしわすかな)

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2013年12月26日 (木曜日)

羽生へて銭がとぶ也としの暮(一茶)

 一茶の句です。

羽生へて銭がとぶ也としの暮】(はねはえてぜにがとぶなりとしのくれ)

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2013年12月25日 (水曜日)

行年や氷にのこすもとの水(蕪村)

 蕪村の句です。

行年や氷にのこすもとの水】(ゆくとしやこおりにのこすもとのみず)

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2013年12月24日 (火曜日)

府立植物園イルミネーション

 京都府立植物園の「観覧温室の夜間開室とイルミネーション」に行ってみました。

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2013年12月23日 (月曜日)

冬枯の森の朽葉の霜の上に落ちたる月のかげのさやけさ(藤原清輔)

 平安時代末期の歌人、藤原清輔の歌です。

冬枯の森の朽葉の霜の上に落ちたる月のかげのさやけさ

(ふゆがれのもりのくちばのしものうえにおちたるつきのかげのさやけさ)

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2013年12月22日 (日曜日)

餅はつくこれから嘘をつくばかり(古川柳)

 柳多留より、古川柳です。

餅はつくこれから嘘をつくばかり】(もちはつくこれからうそをつくばかり)

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2013年12月21日 (土曜日)

老いぬれば早くも年の暮るるかな昔も同じ月日なれども(信生)

 今年も残すところ十日になりました。続古今集より信生法師の歌です。

老いぬれば早くも年の暮るるかな昔も同じ月日なれども

(おいぬればはやくもとしのくるるかなむかしもおなじつきひなれども)

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2013年12月20日 (金曜日)

炭うりに鏡見せたる女かな(蕪村)

 蕪村句集より。

炭うりに鏡見せたる女かな】(すみうりにかがみみせたるおんなかな)

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2013年12月19日 (木曜日)

冬籠り虫けらまでもあなかしこ(貞徳)

 松永貞徳の句です。

冬籠り虫けらまでもあなかしこ】(ふゆごもりむしけらまでもあなかしこ)

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2013年12月18日 (水曜日)

年暮れて人物くれぬ今宵かな(宗鑑)

 山崎宗鑑の句です。

年暮れて人物くれぬ今宵かな】(としくれてひとものくれぬこよいかな)

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2013年12月17日 (火曜日)

唇で冊子かへすや冬ごもり(涼袋)

 江戸時代中期の人、涼袋の句です。

唇で冊子かへすや冬ごもり】(くちびるでそうしかえすやふゆごもり)

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2013年12月16日 (月曜日)

かぞへ日は親のと子とは大ちがひ(古川柳)

 2013年12月16日。今年も残すところ半月となりました。街はいよいよ年の瀬の雰囲気です。商売人にとって師走はかきいれどきです。お歳暮商戦をはじめとして、一年中でもっとも仕事に追われる季節です。多忙な師走を乗り越えないことには、気持ちよく新年を迎えることはできません。誹風柳多留に次のような古川柳があります

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2013年12月15日 (日曜日)

井のもとへ薄刃を落す寒さ哉(蕪村)

 蕪村の句です。

井のもとへ薄刃を落す寒さ哉】(いのもとへうすばをおとすさむさかな)

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2013年12月14日 (土曜日)

小鍋買て冬の夜を待つ数寄心(几董)

 几董の「井華集」より。

「冬を待つといふ題にて」

小鍋買て冬の夜を待つ数寄心】(こなべこうてふゆのよをまつすきごころ)

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2013年12月13日 (金曜日)

答人(太上隠者)

 唐詩選より、太上隠者の五言絶句です。

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2013年12月12日 (木曜日)

いねいねと人に言はれつ年の暮(路通)

 焦門の俳人路通の句です。

いねいねと人に言はれつ年の暮】(いねいねとひとにいわれつとしのくれ)

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2013年12月11日 (水曜日)

襟巻に首引入て冬の月(杉風)

 芭蕉七部集「猿蓑」より、杉風の句です。

襟巻に首引入て冬の月】(えりまきにくびひきいれてふゆのつき)

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2013年12月10日 (火曜日)

神無月風に紅葉の散る時はそこはかとなくものぞ悲しき(藤原高光)

 新古今集冬歌より藤原高光の歌です。

神無月風に紅葉の散る時はそこはかとなくものぞ悲しき

(かんなづきかぜにもみじのちるときはそこはかとなくものぞかなしき)

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2013年12月 9日 (月曜日)

木枯らしの吹き行くうしろすがたかな(嵐雪)

 嵐雪の句(玄峰集冬之部)です。

「芭蕉翁回郷」

木枯らしの吹き行くうしろすがたかな】(こがらしのふきゆくうしろすがたかな)

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2013年12月 8日 (日曜日)

二度までは箒とりたる落葉哉(几董)

 蕪村門、高井几董の「井華集」より。

「草庵」

二度までは箒とりたる落葉哉】(にどまではほうきとりたるおちばかな)

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2013年12月 7日 (土曜日)

霜枯れはそことも見えぬ草の原誰にとはまし秋の名残を(俊成卿女)

 新古今集冬歌より皇太后宮大夫俊成女の歌を鑑賞します。

「題しらず」

霜枯れはそことも見えぬ草の原たれに問はまし秋の名残を

(しもがれはそこともみえぬくさのはらたれにとわましあきのなごりを)

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2013年12月 6日 (金曜日)

冬ごもり燈下に書すと書かれたり(蕪村)

 蕪村句集より、

冬ごもり燈下に書すと書かれたり】(ふゆごもりとうかにしょすとかかれたり)

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2013年12月 5日 (木曜日)

掃除する人を木の葉が呼びかへし(古川柳)

 今年の紅葉もほぼ終わり、歩道上の落ち葉が目立つようになりました。柳多留より、古川柳を鑑賞します。

掃除する人を木の葉が呼びかへし】(そうじするひとをこのはがよびかえし)

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2013年12月 4日 (水曜日)

ちとたらぬ僕や隣の雪もはく(一茶)

 小林一茶の句です。

ちとたらぬ僕や隣の雪もはく】(ちとたらぬぼくやとなりのゆきもはく)

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2013年12月 3日 (火曜日)

ひまもなく散るもみぢ葉にうづもれて庭のけしきも冬ごもりけり(崇徳院)

 千載集巻六より、崇徳院の歌です。

ひまもなく散るもみぢ葉にうづもれて庭のけしきも冬ごもりけり

(ひまもなくちるもみじばにうずもれてにわのけしきもふゆごもりけり)

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2013年12月 2日 (月曜日)

待人の足音遠き落葉かな(蕪村)

 蕪村の句です。

待人の足音遠き落葉かな】(まちびとのあしおととおきおちばかな)

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2013年12月 1日 (日曜日)

京都東山(徳富蘇峰)

 徳富蘇峰の漢詩です。

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