わかい時見ぬ暁のしぐれ哉(来山)
江戸時代中期の大阪の俳人、小西来山の句です。
【わかい時見ぬ暁のしぐれ哉】 (わかいときみぬあかつきのしぐれかな)
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江戸時代中期の大阪の俳人、小西来山の句です。
【わかい時見ぬ暁のしぐれ哉】 (わかいときみぬあかつきのしぐれかな)
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【枯々て光を放つ尾花哉】(かれかれてひかりをはなつおばなかな)
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幕末の人、藤井竹外(ふじいちくがい、1807-1866)の漢詩です。
【足が出て夢も短かき蒲団かな】(あしがでてゆめもみじかきふとんかな)
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太祇句選にある句です。気のおけない友人宅にでも泊まりに行ったのでしょうか。
晩唐の詩人、杜荀鶴の詩です。
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玉葉和歌集冬より、土御門院御製です。
「鳥雀群飛欲雪天」といふことを
【雲居ゆくつばさもさえて飛ぶ鳥のあすかみ雪のふるさとの空】
(くもいゆくつばさもさえてとぶとりのあすかみゆきのふるさとのそら)
2014年1月25日、晴れ。今年も北野天満宮の初天神に行きました。
千載集巻六「冬」より、紫式部の歌です。
「題不知」
【水鳥を水のうへとやよそに見むわれもうきたる世を過ぐしつゝ】
(みずとりのみずのうえやとよそにみんわれもうきたるよをすぐしつつ)
明治の歌人、山川登美子(1879-1909)の歌です。
【しら珠の珠数屋町とはいづかたぞ中京こえて人に問はまし】
白雄の句です。
【氷る夜や諸手かけたる戸の走り】(こおるよやもろてかけたるとのはしり)
古今集巻六冬歌より紀貫之の歌です。
「冬の歌とてよめる」
【雪降れば冬ごもりせる草も木も春に知られぬ花ぞ咲きける】
(ゆきふればふゆごもりせるくさもきもはるにしられぬはなぞさきける)
江戸時代中期の俳人、井上士朗の句です(枇杷園句集より)
【青天に雪の遠山見へにけり】(せいてんにゆきのとおやまみえにけり)
今朝、目が覚めたら雪が積もっていました。詞花和歌集巻四冬より和泉式部の歌です。
「題しらず」
【待つ人の今も来たらばいかゞせむ踏まゝく惜しき庭の雪かな】
(まつひとのいまもきたらばいかがせんふままくおしきにわのゆきかな)
月の光が冷たく照らす冬の夜道、足の裏に何かが触る。「何だろう?」と思って確かめると…
というわけで蕪村の句です。
【寒月や小石のさはる沓の底】(かんげつやこいしのさわるくつのそこ)
玉葉和歌集冬996、明恵上人の歌です。
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「冬の比、後夜のかねのをときこえければ峯の坊へのぼるに、月、雲よりいでゝ道ををくる、みねにいたりて禅堂にいらんとする時、月また雲をおひてむかひの峯にかくれなんとするよそをひ、人しれず月のわれにともなふかと見えければ」
【雲をいでゝわれにともなふ冬の月風や身にしむ雪や冷たき】
(くもをいでてわれにともなうふゆのつきかぜやみにしむゆきやつめたき)
朱熹の「勧学文」を勝手に鑑賞してみます。
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江戸時代末期の俳人、月並調の大家ともいわれる桜井梅室の句です。
【冬の夜や針失うて恐ろしき】(ふゆのよやはりうしのうておそろしき)
蕪村の句です。
【凩やひたとつまづくもどり馬】(こがらしやひたとつまづくもどりうま)
江戸時代初期の俳諧集「犬子集」より、氏重という人の句です。
【数の子は二親をいはふ年始哉】(かずのこはにしんをいわうねんしかな)
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拾遺集巻五「賀」264、大中臣能宣の歌です。
「はじめて平野祭に男使立てし時、うたふべき歌詠ませしに」
【ちはやぶる平野の松の枝繁み千代も八千代も色は変らじ】
今朝、目覚めると雪が積もっていました。こういう日にブログネタにする詩歌はないかと探してみたところ、万葉集に作者未詳の歌を見つけました。
2318【夜を寒み朝戸を開き出で見れば庭もはだらにみ雪降りたり】
(よをさむみあさとをひらきいでみればにわもはだらにみゆきふりたり)
万葉集巻二十より、いくつかの歌を勝手に鑑賞してみます。
4299【年月はあらたあらたに相見れど吾思ふ君は飽き足らぬかも】
(としつきはあらたあらたにあいみれどあがもふきみはあきだらぬかも)
自宅近くの公園のサザンカが見ごろを迎えています。元禄時代の俳諧集「卯辰集」より李東という人の句です。
【山茶花や蝶のをらぬも静也】(さざんかやちょうのおらぬもしずかなり)
2014年1月7日…『七草』。今年は西院春日神社に行きました。お目当てはもちろん「七草粥」です。この日に食べると万病を防ぐと言われています。
後撰集恋六より、よみ人知らずの歌です。
【思ひつつへにける年をしるべにてなれぬるものは心なりけり】
(おもいつつへにけるとしをしるべにてなれぬるものはこころなりけり)
江戸中期の俳人加舎白雄の句です。
「法華書写思たちし年の旦」
【心こめて筆試ることしかな】(こころこめてふでこころみることしかな)
万葉集より道祖王の歌です。
【新しき年の初に思ふどちい群れてをれば嬉しくもあるか】4284
(あらたしきとしのはじめにおもうどちいむれておればうれしくもあるか)
2014年、おだやかなお正月です。家族そろって車折神社に初詣に行きました。
幕末から明治にかけての政治家木戸孝允の漢詩です。
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年が改まって2014年1月1日。闌更の句を鑑賞します。
【元日や此心にて世に居たし】(がんじつやこのこころにてよにいたし)
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