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2014年2月15日 (土曜日)

寒くとも火になあたりそ雪仏(宗鑑)

 新撰犬筑波集より、山崎宗鑑の句です。

寒くとも火になあたりそ雪仏】(さむくともひになあたりそゆきぼとけ)

(意訳)寒いからといって、焚火などにあたってはいけませんよ! 雪仏さま。

ーーーーー

 仏様の身を案じて火にあてたところで、材料が雪では解けてしまいます(笑) 俳句の世界では、雪玉をころがして遊ぶのが「雪まろげ」、出来上がった雪の人形(像)を「雪だるま」「雪うさぎ」「雪仏」などと呼ぶのだそうです。犬筑波集には、

消えにけり今ぞまことの雪仏】(消えにけりいまぞまことのゆきぼとけ)

 という句もあります。いずれ溶けてしまう雪仏を、この世の仮のお姿にたとえて、「解けて消えてこそ本来の仏様、成仏された」というのですね。発想の幼稚さは免れませんが、語呂のいいのが救いです。

9031

 昨日の大雪でだれかが作っていました。「雪だるま」でも「雪うさぎ」でも「雪仏」でもなく、どうやら「雪ネコ」のようでした。

【903】

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