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2014年3月 9日 (日曜日)

一日一日梅に鶯うれしやな(小西来山)

 小西来山の句です。

一日一日梅に鶯うれしやな】(ひとひひとひ うめにうぐいすうれしやな)

(意訳)梅が咲き始め鶯が鳴き出し、一日一日春らしい気候になってきた。うれしいなぁ。

 一句の眼目は「一日一日」です。小西来山俳句解(飯田正一著、前田書店刊「国文選書」)によると、「一日一日」は、『いちにちいちにち』でも『いちじついちじつ』でもなく、『ひとひひとひ』と読ませています。日に日に春の気配が漂ってくることを言っているのでしょう。そうだとすれば、『ひとひとひ』と読んでみてもおもしろいかなと思います。いかにも春の足音が『ひたひたと』近づいている感じがします。

 梅に鶯といえば、早春を象徴する取り合わせです。実際は梅の木にウグイスがやって来ることは珍しく、梅に飛来するのは目白が多いそうですが、梅にとまる一羽の鳥を見つけて、「おおっ、梅に鶯!」とはしゃぐ作者の気持ちは理解できます。

9251_2(北野天満宮にて)

 というわけで、某日、梅の木に飛んでくる鳥はいないものかと待っていましたが、そんなにうまくいくわけもありません。仕方ないので「梅におばあちゃん」の取り合わせで一枚撮影した次第です…(笑)

【925】

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