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2014年5月21日 (水曜日)

夏風邪はなかなか老に重かりき(虚子)

 夕べから体がだるく、どうやら風邪をひいたようです。夏風邪でしょうか。こういうとき、古人の詠んだ句はないものかと探すと、高浜虚子の句がありました。

夏風邪はなかなか老に重かりき】(なつかぜはなかなかおいにおもかりき)

(意訳)夏風邪というと、どうしても軽く思いがちだが、老の身にとってはなかなか症状が重いものだ。

 昭和14年作とあり、虚子が65歳の句です。現代ならばようやく年金が満額いただける年齢で、「老」と呼ぶにはちょっと早いような気がします。当時の65歳はもはや高齢でした。ちなみに虚子は昭和34年に85歳で亡くなっています。この句、「夏風邪」「なかなか」の「ナ」音と「」「重かりき」の「オ」音の重なりに、流れるような調べがあります。『この歳になると夏風邪程度でも、身にこたえるなぁ』という虚子のため息が聞こえます。

 それにしても、いろんな場面を詠んだ句があるものだと感心します。虚子は生涯に20万句以上詠んだのだそうです。85年の生涯に20万句! 物心ついてから亡くなるまで毎日句を作ったとしても、一日10句以上詠んだ計算になります。よくぞネタが切れなかったものです。驚きます。

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 さて、このおじさん、帰宅して体温を測ってみたら37.7度ありました。平熱が35度台の私には37.7度は高熱です。

9981

 なにはともあれ、今宵は早々に床につくことにします。あーしんど(ふぅ)

【998】

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コメント

ありがとうございます。5/24(土)のお昼過ぎには熱も下がってきました。ホッとしています(笑)

いつも楽しみにしています。
お大事になさってください。

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