「中国文学十二話」(奥野信太郎著)を読んで
先日の下鴨納涼古本まつりで見つけた本です。昭和43年8月20日発行とあります。
先日の下鴨納涼古本まつりで見つけた本です。昭和43年8月20日発行とあります。
このおじさん、書店である本を手にとりました。表紙をめくるとまえがきにこう書いてありました。
【あなたは『哲学の教科書』というタイトルを変に思った。そのウサンクササに「何かある」と思い、ふと手にした。そういう「お見通し」の読者にはこれ以上語る必要はありますまい。そう、まさにあなたがお考えのように、本書は哲学には「教科書」などあるはずがないということを、これでもかこれでもかと語り続けた『哲学の教科書』なのです。…】
『ハハハ。なるほど。たしかにタイトルを見て手にとったのだけど、そこまで言うんだったら読んでみるかー』
というわけで、「哲学の教科書」(中島義道著・講談社学術文庫)を買って帰りました。
井上ひさしの「自家製 文章読本」の「文間の問題」に、例として丸谷才一の小説「笹まくら」を挙げてありました。どんな小説なのだろうとネットで調べたら、米原万里が「打ちのめされるようなすごい本」として取り上げています。ますます興味を持ち、これは読んでみなければ! とさっそく図書館で借りて読んでみました。丸谷才一の小説を読んだのは初めてでした。
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日本の自伝の中で、特に奇抜、かつ愉快といわれる、「金谷上人行状記 ある奇僧の半生」(東洋文庫)を読みました。
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杉田玄白(1733-1817)といえば「解体新書」、そして「蘭学事始」です。前野良沢や中川淳庵とともに教科書に載っているので、ほとんどの人が知っているはずです。私も学生時代には名前を記憶にとどめたものです。とはいえ、それはあくまでもテストのための暗記であって、実際に著作を読んだことなどありませんでした。今回「蘭学事始」を読んで、その情熱と努力に感激した次第です。
1995年6月30日第1刷発行とあります。推理小説と西洋哲学史の入門書を兼ねたような長編のお話です。私が読んだのはめっちゃ分厚い本でした。当ブログのカテゴリーは「ごろ寝の読書感想」です。その名のとおり就寝前や休日にゴロンと横になって読み進めるのですが、本を開き続けるのにどれほど手元が疲れたことでしょう。
おだやかな日和に恵まれた冬のある日のこと、たまには散歩してみようと、鴨川沿いを四条~三条まで歩きました。
大和石上神宮(いそのかみじんぐう)に代々伝わる七支刀(しちしとう)の銘文の謎を、独自の視点から読み解いた話です。
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秋の日の夜、妙心寺の門前を通りがかりました。
丸太町通沿いにある大きな案内塔を見上げるときれいなお月さまがありました。今回は荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)の句を鑑賞します。
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「万葉の人びと」(犬養孝著・新潮文庫)から、東歌を一首鑑賞します。
【信濃なる千曲の川の細石も君し踏みてば玉と拾はむ】(万葉集3400)
(しなのなるちぐまのかわのさざれしもきみしふみてばたまとひろわん)
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