散残るつゝじの蕊や二三本(子珊)
俳諧七部集「炭俵」より、子珊(しさん、?~1699)という人の句です。
【散残るつゝじの蕊や二三本】(ちりのこるつつじのしべやにさんぼん)
俳諧七部集「炭俵」より、子珊(しさん、?~1699)という人の句です。
【散残るつゝじの蕊や二三本】(ちりのこるつつじのしべやにさんぼん)
後拾遺集春上より、和泉式部の歌です。
【春はただわが宿にのみ梅咲かばかれにし人も見にと来なまし】
(はるはただわがやどにのみうめさかばかれにしひともみにときなまし)
古今集巻十二(恋歌二)より、紀友則の歌を鑑賞します。
【笹の葉におく霜よりもひとり寝るわが衣手ぞさえまさりける】
(ささのはにおくしもよりもひとりぬるわがころもでぞさえまさりける)
蕉門の女流俳人、智月の句を勝手に鑑賞します。
【年よればなほ物陰や冬ざしき】(としよればなおものかげやふゆざしき)
幕末の人、藤井竹外(ふじいちくがい、1807-1866)の漢詩です。
【足が出て夢も短かき蒲団かな】(あしがでてゆめもみじかきふとんかな)
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太祇句選にある句です。気のおけない友人宅にでも泊まりに行ったのでしょうか。
月の光が冷たく照らす冬の夜道、足の裏に何かが触る。「何だろう?」と思って確かめると…
というわけで蕪村の句です。
【寒月や小石のさはる沓の底】(かんげつやこいしのさわるくつのそこ)
玉葉和歌集冬996、明恵上人の歌です。
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「冬の比、後夜のかねのをときこえければ峯の坊へのぼるに、月、雲よりいでゝ道ををくる、みねにいたりて禅堂にいらんとする時、月また雲をおひてむかひの峯にかくれなんとするよそをひ、人しれず月のわれにともなふかと見えければ」
【雲をいでゝわれにともなふ冬の月風や身にしむ雪や冷たき】
(くもをいでてわれにともなうふゆのつきかぜやみにしむゆきやつめたき)
横井也有の句です。
【秋なれや木の間木の間の空の色】(あきなれやこのまこのまのそらのいろ)
古今集よりよみ人知らずです。
【秋の野に人まつ虫の声すなり我かと行きていざとぶらはむ】
(あきののにひとまつむしのこえすなりわれかとゆきていざとぶらわん)
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